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アンチヒーロー×フジパン


TBS系ドラマ『アンチヒーロー』とフジパンとのコラボ商品。3種類のパンとドラマの内容。これを見たら、ドラマとパンの事が分かる!

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アンチヒーローフジパンが、TBS系ドラマ「アンチヒーロー」とのコラボ商品、3商品を発売した。
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6月9日放送

※()内は役を演じている俳優さんの名前です(読み仮名を除く)

■6月9日「Episode 9 -約束-」の放送内容

「自白の強要なんてありえない」「検察こそ正義なのだ」と、演説をする伊達原奏輔検事正(野村萬斎)。

最後の証拠を潰され、冤罪なのに拘置所内の死刑確定者・志水裕策(尾形直人)との面会で、頭を下げる、アンチヒーローの弁護士の明墨正樹(長谷川博己)。
横領に手を染め、やっていない罪を認めた弱さが悪いと言う、志水裕策。
「幸せを受け取る権利がある。無罪にすると約束した。時間をください」と言う明墨正樹。

新たな証拠を探す明墨正樹、弁護士の赤嶺柊斗(北村匠海)。父親の倉田功・元刑事部長(藤木直人)に対し、最後の証拠の動画の証言をしてもらおうと、面会拒否されても、拘置所に通う弁護士の柴ノ宮飛鳥(堀田真由)。

冤罪なのに拘置所内の死刑確定者・志水裕策の事件は「糸井一家殺人事件」。

死因は、タリウムによる毒殺死。前日の夜7時半頃に、糸井家で食事会が行われ、毒物を持ち込んだのは、招待された客の中にいると警察は判断。現場に犯人の痕跡は無かったけど、糸井さんの人間関係が怪しいと判断。糸井一家と親交が深かった、志水裕策が逮捕された。

しかし、食事会の時、志水裕策は公園に居た。桃瀬礼子(吹石一恵)のファイルによれば、殺人者だけど無罪になった緋山啓太(岩田剛典)の盗撮動画に、食事会の時間、公園に居る志水裕策が映っていた。
警察は、父は公園に居たという当時5歳の娘・紗耶(近藤華)の証言は無視。会社の金を横領していた事や、被害者の糸井氏とのトラブルもあり、志水裕策への疑いが強くなった。

アンチヒーローの弁護士の明墨正樹の手伝いをしているパラリーガルの青山憲治(林泰文)は、学生時代、桃瀬礼子の先輩だった。

桃瀬礼子の実家に行って母親である桃瀬美枝子(麻生祐未)に会う、弁護士の赤嶺柊斗。事件に関する事は、ほとんど、アンチヒーローの弁護士の明墨正樹に渡したけど、整理をしたら少し出てきたという。それは桃瀬礼子が最後までつけていた日記。

桃瀬礼子の日記

事務所に帰り、日記を受け取る明墨正樹。日記には・・・
6月10日:伊達原奏輔の事で気になる事を聞く。糸井殺人事件で志水裕策のアリバイを示す証拠を隠滅した。そして伊達原奏輔葉は出世した。

6月21日:同期の明墨正樹(当時は検事)に、証拠隠滅の話をするが、隠滅したという証拠はあるか?噂ベースなら検証する価値はないと言われた。
志水裕策の自白をさせたのは、明墨正樹だと言う事を後から知る。明墨正樹に相談したのは間違いだった。

9月6日:深澤刑事(音尾琢真)と会う。深澤刑事は、被害女性から盗撮動画の相談を受け、その動画を見たら、糸井一家殺人事件で逮捕された志水裕策が映っていた。深澤刑事は、倉田功刑事(弁護士の柴ノ宮飛鳥の父)に報告したら、動画を預からせてくれと言われて、動画を渡した。後日、あれは志水裕策ではないと倉田功刑事から言われた。桃瀬礼子の証言依頼に対して拒否された。

10月26日、志水裕策から面会拒否され続ける。

3月12日、志水裕策の娘が保護犬の施設に通っている事を知る。施設に行ったけど、逃げる娘。

5月8日、紗耶の愛犬「コア」で、紗耶と仲良くなる。

10月2日、宇都宮地検に、異動の辞令。この時期の異動は、普通あり得ない。冤罪が真実に近づく証拠かも?

3月27日、仕事が山積み。疲れがたまっている。

4月7日、病気が見つかる。入院している場合じゃないのに。

9月16日、また入院。明墨正樹を呼び出し、糸井一家殺人事件の資料を渡す。苦しみながら志水裕策の冤罪と訴える。「明墨君は志水さんを自白させた責任がある」

日記の最後には「その未来を、私も、この目で見たかった。明墨君と一緒に」

桃瀬礼子からの手紙

病室で渡された資料の中には「明墨君へ」と書かれた手紙が入っていた。
手紙には「志水さんを救って。こうなって分かる。命は有限で尊い。私も、もっと生きたかった。でも、まだ救える命がある。誰一人、無実の罪で命を奪われる事がないように。その命を奪うのが司法権力の傲慢(ごうまん)であっては、ならないと。一人の検事として強く思います。どうか私たちが、司法の信頼と誇りを取り戻せますように」。

元裁判長の瀬古成美と会う

保護施設を隠れて見ている、元裁判長の瀬古成美(神野三鈴)。5月26日放送「Episode 7 -追求-」の弾劾裁判(だんがいさいばん)では黙秘を続けている。不正に手を染めた、きっかけは伊達原奏輔検事正と話せば楽になると、明墨正樹は言う。そして、全て話してほしいと言う。
瀬古成美は、志水裕策の冤罪は知らなかった、知ったのは桃瀬礼子と会った時。志水裕策の冤罪の罪滅ぼしに、娘・紗耶の施設で寄付やボランティアを続けている。瀬古成美の一言で志水裕策の命が救われると、明墨正樹が言う。
しかし、瀬古成美は「無駄」と言い、伊達原奏輔検事正は、自分のルールから、はみだした人間を絶対に容赦しない、明墨正樹も潰される、と言う。
対して、明墨正樹は「失うものが無ければ何でもできる。違いますか?」と言う。

伊達原奏輔検事正の娘

自宅に帰る伊達原奏輔検事正。娘の伊達原結奈(十文字陽菜)は隠れて動画を見ている。娘に対して「ルールを破るには良くない。その罰を与えるのがお父さんの仕事だ」と持論をしつこく言う。親子は、あまり仲がよくないようだ。

週刊誌が批判記事

事務所に持ち込まれた週刊誌には、明墨正樹を批判する記事が、たくさん書かれていた。
伊達原奏輔検事正がメディアの印象操作をした影響だ。
志水裕策の冤罪を証明する為、殺人者だけど無罪になった緋山啓太(岩田剛典)の保護に行く、弁護士の赤嶺柊斗。

毒物の鑑定結果の書き換え?

志水裕策と面会し、もう一度、事件の事を聞く、弁護士の赤嶺柊斗。志水裕策からノートを受け取る。
ノートには、飲食物与えられず長時間束縛された取り調べの辛さが、書いてある。
そのノートを見て弁護士の柴ノ宮飛鳥は疑問を感じた。刑事が眼瞼下垂(がんけんかすい)に弛緩性麻酔(ちかんせいますい)と言っていたけど、糸井一家殺人事件に使った毒薬「タリウム」では、そんな症状は出ない。
誰かが、毒物の鑑定結果を、似ている他の毒物(タリウム)に書き換えた可能性がある。
桃瀬礼子の事件ファイルに「似てる」という付箋があった。
眼瞼下垂と弛緩性麻酔の症状が出る、似ている毒物を探すと「ボツリヌストキシン」が怪しい。
桃瀬礼子は、この事に気づいており、ファイルに「医者 改ざん」とメモがある。

倉田功・元刑事部長の面会

父親の倉田功・元刑事部長の面会に行く、弁護士の柴ノ宮飛鳥と、アンチヒーローの弁護士の明墨正樹。
父親の倉田功が娘との面会を断っていたのは、伊達原奏輔検事正から脅されて、娘の将来を心配していたからだ。
志水裕策は犯人じゃない、人の命より大切な将来って何?と、父に訴える柴ノ宮飛鳥。
志水裕策のアリバイになる盗撮動画を見ていた倉田功。その動画を伊達原奏輔に見せた時、動画は無かった事にしろ、そうしないと、娘(柴ノ宮飛鳥)にも世間から冷たい批判を浴びると、脅されていた。
毒物の鑑定結果をした科捜研の平塚聡(牧村泉三郎)である事を聞く。

しかし、弁護士の赤嶺柊斗の調べて科捜研の平塚聡は3年前に病気で亡くなっていた。

アンチヒーローの弁護士の明墨正樹の逮捕

弁護士事務所に、警察が来て、明墨正樹が、町工場の羽木朝雄(山本浩司)社長が自宅で殺害(4月14日放送「Episode 1 -接点-」)事件で、証拠隠滅罪で逮捕状が出ている、と言うのだ。
アンチヒーローの弁護士の明墨正樹が逮捕され、喜ぶ伊達原奏輔検事正。裁判は伊達原奏輔検事正が担当するという。
そして、伊達原奏輔検事正のそばには、個人情報流出事件(5月19日放送「Episode 6 -不正-」)で、明墨正樹の弁護で無罪になった沢原麻希(珠城りょう)が居た。週刊誌で明墨正樹の批判記事の原因は、沢原麻希なのか?

【お詫び】
伊達原奏輔検事正のそばにいたのは、アンチヒーローの弁護士の明墨正樹の弁護士事務所に努めているパラリーガルの白木凛(大島優子)の間違いでした。すみません。
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6月16日放送(最終回)

()内は役を演じている俳優さんの名前です(読み仮名を除く)

■6月16日「Last Episode -正義-」の放送内容。

警察に逮捕され牢屋にいる、アンチヒーローの弁護士の明墨正樹(長谷川博己)に、面会する、伊達原奏輔検事正(野村萬斎)。
伊達原奏輔検事正は身の上話を始めた「秋田の田舎に生まれた。雪が降る。1年の半分以上が暗い。光に憧れ東京に出た。司法の世界は競争だ!田舎者、三流大学が理由で抑えられた。誰よりも手柄をあげて競争の中を勝ち抜いた。私は権力を憎んでいる。悪を憎んでいる」
明墨正樹「自分の罪には随分と甘いんですね。ゆがんだ正義感ほど、この世を腐らせるものは無い」。
伊達原奏輔検事正「正義ねぇ、君の方こそ、歪んでいる。犯罪者を世に放す。世間は正義と呼ぶだろうか」「私には守るべき家族がいる」。
明墨正樹「自分の家族させ良ければ他の家族は犠牲にしてもいいと」と。
伊達原奏輔検事正「正義か悪か?見方しだい。うまく利用すべき。君も法を利用してきたんだろう?いい線いっていたと思うんだけどね。残念」。

つぶかけの弁護士事務所・白木凛の裏切り

アンチヒーローの弁護士の明墨正樹の逮捕で、弁護士事務所のクライアントは減少。
工場長を殺害(4月14日「Episode 1 -接点-」の放送)したけど、無罪になった緋山啓太(岩田剛典)が、証拠隠滅の教唆犯(きょうさはん)として身柄を拘束された。

パラリーガルの白木凛(大島優子)との連絡がつかない。弁護士の赤嶺柊斗(北村匠海)からの電話も無視している。緋山啓太の殺人の証拠のジャンバーは白木凛が検察に渡して、ジャンバーの証拠隠滅を検察に証言していた。その白木凛は検察の建物に入っていく。

検事の事務所で、緑川歩佳検事(木村佳乃)に話す、伊達原奏輔検事。「証拠隠滅だけじゃない」「(12年前の事件で)憶測と疑惑で検察の名誉を傷つけた」
(12年前の事件とは、殺人で死刑判決を受けた志水裕策(尾形直人)は、警察と検察の隠ぺいによる冤罪だと明墨正樹は言っている)

弁護士の赤嶺柊斗は、科捜研の平塚聡(牧村泉三郎)の元部下の金田(東根作寿英)に会っていた。金田は平塚聡が癌で亡くなる前に「科学者として許されない過ちを犯した」と言われていた。

弁護士事務所のビルのロビーで、弁護士の赤嶺柊斗と柴ノ宮飛鳥は、偶然、パラリーガルの白木凛と会った。「私物を取りに来たの。お世話になりました」私物の段ボール箱は菊池大輝検事(山下幸輝)が持っている。事務所を辞めた理由は「単純に目が覚めただけ」

裁判が始まった。(第一回公判)

傍聴席には志水裕策の娘、紗耶(近藤華)が居た。

証人にはパラリーガルだった、白木凛。
白木凛は「緋山啓太は無罪ではない殺人犯。事務所で殺人の証拠であるジャンバーが見つかった。犯罪を隠して殺人犯を無罪にする、あっては、ならない事だと思いました。」と証言。

証人には、殺人者だけど無罪になった緋山啓太。
緋山啓太は「ハンマーで殺人した事を認める。ジャンバーの証拠隠滅は、弁護士の明墨正樹の指示によるもの。それは12年前の事件(拘置所内の死刑確定者・志水裕策の事件)の冤罪を晴らす為。緋山啓太が撮影した動画に、冤罪の証拠が映っている。動画を探す為に無罪にすると言われたと」証言。
伊達原奏輔検事正が「動画の存在は証明出来ず、冤罪という確証は無い」と言う。

明墨正樹は「(動画の冤罪証拠映像)全て事実です」と言うと、傍聴席がざわめいた。
さらに明墨正樹は、伊達原奏輔検事正をにらみつけ「必ず、志水さんの冤罪を晴らします」。

伊達原奏輔検事正は、個人情報流出事件(5月19日放送「Episode 6 -不正-」)で、無罪になった沢原麻希(珠城りょう)が書いた東京中央新聞の記事を取り出し、その記事(志水裕策の冤罪)は、明墨正樹が情報提供したものだと認めさせ、不確かな情報で世間を騒がせた。と言う。
しかし明墨正樹は、冤罪だと確信するだけの根拠があったと言う。その根拠は、元検事の桃瀬礼子(吹石一恵)が残したファイルに、冤罪を証明する動画あったけど、伊達原奏輔検事正によって、もみ消されたと書いてあった。
対して伊達原奏輔検事正は、押収した桃瀬礼子ファイルを持ち出し「根拠のない噂レベルの話が並べたてられていた」と言う。さらに、ファイルに書いてあった深澤刑事(音尾琢真)に聞いたら、盗撮動画の事も何も知らないと言っている。桃瀬礼子は、死の瀬戸際で人を救いたい使命感。
「そうは思いません!」怒りをあらわにするアンチヒーローの弁護士の明墨正樹。
そして伊達原奏輔検事正は「ヒーローになりたいと思った事は?」
対して明墨正樹は「まったく思いませんね」
さらに伊達原奏輔検事正は「検察を辞める前の数か月間。根拠のない憶測と虚言のパフォーマンスを繰り返し、同僚たちを困惑させていた」

弁護士の赤嶺柊斗の「異議あり!」により、坂口裁判長(井上肇)から注意を受ける伊達原奏輔検事正。

伊達原奏輔検事正の「最後に言いたい事は」に対して明墨正樹は「随分と必死ですね。ご自身の疑惑を払拭しようとしているように見える」

さらに明墨正樹は「新証拠が見つかったので、志水裕策の再審請求を行う予定」と言う。

検察の事務所で白木凛は「教えても良いけど、教えて私にメリットはあるの?」に対して、伊達原奏輔検事正は「契約金プラス特別報酬をするように、新しい勤務先のレブルス法律事務所の局長に話を通しておく」と言う。
それを聞いた白木凛は「明墨正樹は、12年前の事件に使った毒薬は、伊達原奏輔検事正の指示によって書き換えられた事を知っている」と言う。

裁判が始まった。(第二回公判)

傍聴席には、紗耶。そして白木凛がいた。

明墨正樹は、糸井一家殺人事件(12年前の事件)は毒殺事件。科捜研の資料室で見つかった毒殺鑑定の書類。その書類には「ボツリヌストキシン」と書いてあるが、捜査資料にはボツリヌストキシンとは書いていない。「タリウム」と書いてある。毒物名が違うのは、鑑定結果が書き換えられたからだと言う。
書き換えた理由について「伊達原奏輔検事正はアリバイ動画をもみけした」「物的証拠が無く、当時の検察が差し迫っており、志水裕策の勤務先から手に入る、タリウムに書き換えた」

対して伊達原奏輔検事正は「現場での簡易検査ではボツリヌストキシンに反応があった。しばらくしてから、タリウムが検出されたとの報告があった。つまりボツリヌストキシンとタリウム、両方が検出されたと言う。検査結果をねじ曲げていない!
遺体から検出されたボツリヌストキシンは、ごくわずかで、死因とは関係が無い。さらにボツリヌストキシンは食品内で自然に発生する事がある。偶然、含まれていた。
事件と関係ないのでボツリヌストキシンを削除した。

明墨正樹の前で伊達原奏輔検事正が「あなたは何も知らなかったでしょ?」

明墨正樹は「それは、あなたが作ったストーリー。弁護側と、検察側、同じ遺体を調べている、結果が違うのは、なぜ?」
伊達原奏輔検事正は「どちらかがニセモノという事でしょう。弁護側がニセモノ。(弁護側は)存在するハズが無い書類」
明墨正樹は「存在するハズが無い書類を、なぜ必死になって探したのですか?」さらに「伊達原奏輔検事正は最近、科捜研の資料室に出入りしている。(知らないと言う伊達原奏輔検事正に対し)その証拠映像がある」

法廷内に、伊達原奏輔検事正が資料を探している映像が流れる。

伊達原奏輔検事正が「古い未解決事件の為に、資料室に入った」

伊達原奏輔検事正がファイルを持っている映像が出て、ファイルには「平塚」と書いてある。さらにファイルから資料を取り出した映像が流れる。

明墨正樹は、事件の薬物担当の科捜研の平塚聡の元部下の金田によれば、平塚聡は亡くなる前に、偽造した事に後悔し、何かを託そうとした。伊達原奏輔検事正は、その情報を入手し、探しに行った。
そして、伊達原奏輔検事正は自ら行った改ざんの証拠を持ち出し、燃やして隠滅を図ったのでしょう。その隠滅したのは、明墨正樹が用意したニセモノの書類だった。

対して伊達原奏輔検事正は、これは何かの間違いだ。一般人が資料室に入れるハズが無い!

対してアンチヒーローの弁護士の明墨正樹は「検察官なら入れる」と言った。
裏切り者を探す、伊達原奏輔検事正。

緑川歩佳検事(木村佳乃)が「不正の疑惑がある人間に対し真実を追い求めるのは検察官として当然の使命ですよね。それが身内ならば、なおさらです。だって検察の恥ですから。ちなみに、この件は検事総長も了承済みです」

明墨正樹が「志水さんの再審請求を行う予定です。志水さんは、あなた(伊達原奏輔検事正)の不正によって、無実の罪をきせられた。この罪は、殺人者を無罪にするのと、どっちが重たいんでしょうね」

緑川歩佳検事が「十人の真犯人を逃すとも一人の無辜(むこ)を罰するなかれ」

(「無辜(むこ)」とは、罪のないという意味です。類義語は「無罪」ですね)

緑川歩佳検事は、裁判長に対し、別事件の証拠改ざんの疑いについて、検察庁として、その真偽を責任をもって明らかにします。

肩を落として法廷を出る、伊達原奏輔検事正。

第二回公判の三日前。。。。

アンチヒーローの弁護士の明墨正樹の弁護士事務所に、パラリーガルの白木凛と緑川歩佳検事が来た。

実は、パラリーガルの青山憲治(林泰文)、白木凛、緑川歩佳検事は協力し合って、伊達原奏輔検事正の不正を明らかにする為に、芝居をしていたのだ。この事は、同じ弁護士事務所の赤嶺柊斗と、弁護士の柴ノ宮飛鳥(堀田真由)は知らない。

実は、緑川歩佳と、亡くなった桃瀬礼子、明墨正樹は司法研修の同期だった。
緑川歩佳検事も、桃瀬礼子から伊達原奏輔検事正の不正の事を聞いていた。
桃瀬礼子が、伊達原奏輔検事正の相談を受けていた時、明墨正樹だけでなく、緑川歩佳もいたのだ。
さらに、緑川歩佳検事は、伊達原奏輔検事正の不正をつかむために、伊達原奏輔検事正の部下になった。

緑川歩佳検事も、志水裕策のアリバイを証明する動画を探していた。
殺人者だけど無罪になった緋山啓太の事件など、これまでの事件は、すべて緑川歩佳検事と、弁護士の明墨正樹との協力によって、行われたものだった。

せっかく入手した、アリバイの動画を伊達原奏輔検事正につぶされた時は、かなりのショックだった。


記者会見する、元裁判官の瀬古成美(神野三鈴)。「12年前の証拠改ざんについて、強く再調査をお願いします。人は弱い、だからこそ、人が人を裁く事の危うさを司法にはつきまとう。その事を決して忘れてはならないのです。一人の尊い命がかかっています」

元裁判官の瀬古成美は、緑川歩佳検事は明墨正樹の仲間である事を知っていた、
うらやましかった、同じ女性で、伊達原奏輔検事正のそばにいても、自分の信念を曲げなかった。強い人。だから、知っていても黙っていた。
緑川歩佳検事は、瀬古成美は、女性たちの先頭にたって道を切り開いてきた。過去の過ちと向き合おうとしている、強い人だと私は思う。

手を握り合う緑川歩佳検事と瀬古成美。

拘置所で明墨正樹と面会する、弁護士の赤嶺柊斗と、弁護士の柴ノ宮飛鳥。
伊達原奏輔検事正の起訴は決まり、緑川歩佳検事が、江越[本名:後藤秀一](迫田孝也)を尋問して、アリバイ動画の存在と、それを伊達原奏輔検事正に渡したことを証言させた。
法廷で証拠品として提出した、科捜研の鑑定結果の書類。あれは偽造したものですよね。平塚先生が善意で残したものなんて、存在しなかった。それに対して明墨正樹は「人の善意なんて、たかが知れてる」

伊達原奏輔の裁判が始まった

傍聴席には柴ノ宮飛鳥、娘・紗耶がいた。
伊達原奏輔「記憶にありません」「志水さんのアリバイを示す動画をもみ消したという証言もありますが、それについても記憶にありません」
緑川歩佳検事「記憶にないというのは、それは、やったかも知れないという事でしょうか?」
伊達原奏輔「いえ、記憶にないという事です」

柴ノ宮飛鳥の父親の倉田功・元刑事部長(藤木直人)が証人として立ち「映っていると報告を受け、すぐに伊達原の元に行きました。動画は発見されなかった事にしろと言われた」さらに、指示通り動画を隠滅した事を認めた。
最後に、動画を見て動揺している伊達原さんを始めてみた。見るまでは、伊達原さんは志水さんを犯人だと信じていた。行き過ぎた正義感が暴走する事が我々にはある。伊達原さんと私(倉田功)は国家権力の盾を利用して自分たちの都合の良いように物事を動かしていただけ。それが無実の人を苦しめ、真犯人を逃す事になった。
志水裕策の遺族、国民に対し「深く謝罪いたします」

明墨正樹が証人として立ち「後悔してきました。否認していた志水さんを自白に追い込んだこと。自由を奪い、家族の絆をこわした。この罪は消える事はない。志水さんの妻・志水早苗(山田キヌヲ)さんは娘を連れて千葉地検を訪れていた。パパに会いたいと抱き合う母娘。父親を信じ、帰りを待ち続けた希望を奪ったのは、我々(警察と検察)です。」

さらに明墨正樹は伊達原奏輔に対して「あなたは娘さんとの12年間、幸せだったでしょう。それは志水さんと、紗耶から奪った人生の上に、なりたっている」
対して伊達原奏輔は「戯言(たわごと)だよ、バカバカしい。きれいごとを言うな。競い合い奪い合う。それが、この世の中だ。守りたいものを守る為には、他人を蹴落としても勝ちあがるしかない。」「志水は横領に手を染めた犯罪者だ。家族を失って当然だ。それを私のセイにするのか!一度でも踏み外したものに二度とチャンスを与えない」
対して明墨正樹は「同じ言葉を娘(伊達原結奈(十文字陽菜))さんにも言えますか?」

そして明墨正樹「人は人を裁く事が快感ですから」「法律は人が作りだしたモノ。法で白になったのは本当に白なのか?黒の奥には、限りない白は存在しているのではないか?それを考える事が我々の役割カモ知れない」

それを聞いた伊達原奏輔は笑い出し「ブラボー!傑作だね。さんざん法を犯した君がそれをを言うとは」
明墨正樹は「大切な人を守る為に、誰しも人を殺す。地獄へ引きずり下ろし二度と這い上がれないように見張り続けます」「共に地獄へ落ちましょう」

にらみあう、明墨正樹と伊達原奏輔。

その後・・・

青山憲治の家。子供二人と出かけようとする青山憲治は、これから出勤。
「いってらっしゃい」と言う妻(山本未來)の手には、東京中央新聞。新聞には「糸井一家殺人事件 えん罪疑惑に進展 伊達原元検事正12年前に不正 重要な証拠を隠滅」と書いてあり、TVでも、そのニュースをやっていた。

鉄道模型のパロラマの前に座って笑っている伊達原奏輔。

伊達原奏輔のTVニュースを見ながら、事務所の片づけをしているパラリーガルの青山憲治と、白木凛。

拘置所内で、被害者遺族への手紙を書く、緋山啓太。
警察が来る前に、明墨正樹と緋山啓太は会っていた。
緋山啓太が「犯罪者の俺を志水さんの為に協力させてくれて」。
明墨正樹は「利用しただけ。人を助けたからと言って、罪が軽くなることはない。被害者遺族に、何を思い、どう行動するか、向き合い続ける事が残された使命です。必ず生きて下さい。」

拘置所内で、娘の柴ノ宮飛鳥と面会している倉田功。「飛鳥、俺の弁護を降りろ。正当な裁判をしてもらう為に。娘に守られる父親は、かっこ悪い」

桃瀬礼子の墓参りをする緑川歩佳検事。「礼子、私たち頑張ったよね」

志水裕策の再審決定を発表する赤嶺柊斗と柴ノ宮飛鳥。

東京拘置所から出てくる志水裕策と赤嶺柊斗。入り口で待つ、娘の紗耶と柴ノ宮飛鳥。
抱き合う、志水裕策と紗耶。
紗耶「パパ、おかえりなさい」
志水裕策「ただいま、紗耶」

拘置所内の面会で、志水裕策の釈放を明墨正樹に伝える赤嶺柊斗。
赤嶺柊斗「必ず無罪を勝ち取る」
明墨正樹「ありがとう。ここまで、これたのは君たちのおかげた」
赤嶺柊斗「なぜ、僕を事務所に入れてくれたのですか」
明墨正樹「初めて君(法廷で不正な判決を出た事に傍聴席から抗議している赤嶺柊斗)を見た時、君のその信念が、志水さんの冤罪を晴らすための力になると思った」「必ず。やりとげてくれると思った。君を部下に持てたことを誇りに思う」
赤嶺柊斗「罪を償ったからと言って、許してくれるほど世の中、甘くない。公平でもない」「不条理と戦う為に、アンチヒーローが必要なのかも知れません」
赤嶺柊斗「僕が、あなたを無罪にして差し上げます」
ニヤリと笑う明墨正樹。

法廷で。。。

明墨正樹「ここからは、よ〜く考えてからお答えください。」
明墨正樹「あなたは本当に、人を殺したのですか?」
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アンチヒーローで、パンが出てくるシーン

()内は役を演じている俳優さんの名前です(読み仮名を除く)

■6月9日の放送には、パンは出てきませんでした。


■6月16日の放送には、パンは出てきませんでした。


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